
組織の成功の影には一人ひとりの高いモチベーションがあってこそ。
彼ら彼女らのやる気を喚起させ、目標に向かって組織が一丸となり進むために重要なのは、組織内のメンバーを巻き込み、ポジティブな影響力を発揮できるリーダーです。
大切なのは、リーダー自身が成長し続け、正しく行動できること。それには、周囲から適切なフィードバックを受けることが効果的です。
リーダー自身の課題を可視化できる、リーダーシップの育成に効果的なツールがもしあれば、ぜひ活用してみたいと思いませんか。
リーダーの育成には、ツールを用いてデータを集めること、それを元に、望ましい行動変容の実現に向けて、そのデータを活かすことこそが組織の活性化につながります。
20年間にわたり世界で4万人のリーダーと40万人の部下へのリサーチをもとに開発されたサーベイのCheckPoint360°™を、まずは知って頂き、ぜひご活用ください。
優れたリーダーになる、優れたリーダーを育成できる仕組みを、ODCatalystは支援します。
そもそも、360度サーベイとはなにか
一般的には、上司以外、部下や同僚、時には社外など多方面のステークホルダーから、フィードバックをもらうことをいいます。360度、といいますと、皆さん様々な反応を示されます。組織によっては、業績評価の一要素にする場合があるからなのでしょう。
いずれにしても、周囲の複数の人々から客観的情報を得ることで、リーダー自身の課題などを可視化することができます。自身では気づけないことに目を向けるのは、なかなか難しく、時には勇気のいることです。しかし、360度サーベイは、そういう情報をもとに能力開発計画を作成し、リーダー育成のために役立てる優れたしくみといえます。
360度サーベイの利用が、リーダーの気づきを促し、より一層望ましい行動変容が期待できることから、多くの組織で活用されています。


ODCatalystが提供するCheckPoint360°™とは
CheckPoint360°™は、米国のJohn Wiley & Sons社が提供しているリーダーシップ開発のためのサーベイです。このサーベイは「能力の評価」ではなく「リーダーシップ行動」を観察するものです。人は誰でも行動を変えたり成長することができます。そのために、他者から観察結果を得て、自身の望ましい行動変容に効果的に活用できるのが、このサーベイです。
これまで20年にわたり、Wiley社が世界の4万人のリーダーを調査し、そこから導かれた普遍的リーダーシップコンピテンシーを測定しています。リーダーの行動を、上司や同僚、そして部下が多面的に観察する仕組みのため、リーダー本人の理解と、他者からの視点の違いを認知することが可能になります。


CheckPoint360°™でわかること
まず、ビジネスの現場において、リーダーが適切な行動をどれくらい発揮できているか、その客観的な測定が可能です。
リーダー本人には、「個人フィードバックレポート」(22ページ)と「個人能力開発ガイド」(10ページ)が提供されます。
レポートによって、「自分が発揮している強み」に気づけますし、能力開発ガイドによって、リーダー自身が自身の能力を高める上で、どこに焦点をあてるべきかがわかります。
上の図で示すような(上司、同僚、部下、その他といった)各カテゴリーの観察者がWEBで70のサーベイ項目(質問項目)に回答することによって、リーダーが、これらのコンピテンシーに含まれる行動を示すことができているかどうかがわかります。これら8つのコンピテンシーには、関連する18項目のスキルセットがあります。(能力を評価するものではありません。)
これらの8つの普遍的コンピテンシー、および18項目のスキルセットとは何か? 詳細は直接ご案内いたしますので、お気軽にお尋ねください。
リーダー本人も回答をしますので、その結果と観察者の回答した結果には違い(ギャップ)が明らかになるため、そこからリーダー自身の課題が絞り込まれるなど、CheckPoint360°™を利用することで、他からは得られない、豊富な情報が入手できます。
観察者の方が回答に要する時間は、対象者一人あたり、およそ20分程度です。回答を依頼された方には、以下2つのオリエンテーション用動画を必ずご視聴頂きますので、回答にあたっての心構えや実施ステップなど、理解を深めて頂くことが可能です。
1)CheckPoint360°™の概要と実施の主旨(2分少々)
2)CheckPoint360°™の回答方法と留意点(2分少々)
回答者の匿名性は(上司以外の方は)担保されますので、安心して率直、かつ建設的に回答を頂くことができます。
また、CheckPoint360°™は、複数回実施することにより、リーダーが能力開発のための行動変容を試みた結果どうなったか、の「定点観測」も可能です。一定期間後のリーダーの育成効果が具体的にわかります。
CheckPoint360°™利用のメリット、お勧めできる理由(1 on 1でのフル活用など)
- 本人(サーベイ対象者):
* 実施目的が「評価のためではなく」、「自己のリーダーシップ力開発、成長のため」と明確である(本人が不安に思うことがない)。
* 複数の回答者の観察結果により豊富な情報が提供されるため、リーダーが過度に感情的にならずに客観的情報を受け止めることが可能。
* 納得感を持てるレポート結果に向き合うことで、自身の強みと課題が良く分かる。
* 「個人能力開発ガイド」も入手できるので、サーベイ後に具体的に何を行えばよいかわかる。 - 上司・部下・同僚:
* 実施目的が明確に伝わるため「自分たちも、このリーダーの成長を担う立場だ」と認識できる。
* 特に上司は、リーダーとの1 on 1の場面で、サーベイ結果を効果的に活用することが可能になる。
* 上司自身の意識向上とマネジメントスキルをアップすることが期待できる。 - (HRなど)事務局:
* 動画の活用により、実施にあたっての概要(実施の主旨、回答方法や留意点まで)の同じ説明を全回答者に伝えることが効率的に実施できる。
* 研修やコーチングなど、サーベイ後に結果を効率的+効果的に活用することが可能。
* 日本語以外でも回答が可能なので、国籍や言語が多様な組織でも実施できる。
DiSC®やコーチングとの併用も
CheckPoint360°™は、DiSC®との併用により、自己認知がより一層深まります。世界的に定評のある人材アセスメントツール DiSC®につきましては、このサイト内のこちらのページをご覧下さい。)ODCatalystは、認定資格者としてDiSC®ツールのご提供も可能です。
また、サーベイ後に能力開発計画を策定し、そのゴールに向かい行動変容をはかる上で、コーチングを活用するのは非常に効果的です。ODCatalystは、国際コーチング連盟認定のコーチとして、コーチングも提供可能ですので、ご相談ください。CheckPoint360°™とDiSC®やコーチングを併せて利用されることをお勧めします。
CheckPoint360°™の活用事例
CheckPoint360°™を活用した背景や目的には、次のような事例がありますのでご紹介します。
* 組織カルチャーを見直したい、組織内のエンゲージメントを高めたい。
* 管理職層やリーダー間で、成長のための共通言語の形成がしたい。
* 組織内の次世代タレント育成プログラムを加速化したい。
* 女性リーダーや女性管理職の育成プログラムで、変革のスピードアップを図りたい。
* 人材アセスメントツールのDiSC®との併用で、より効果的にリーダーが自己認識を高めたい(自分の特性や課題など)。
御社が今お持ちの課題はこの中にあるでしょうか。それ以外でももちろん、御社の課題に対してCheckPoint360°™の活用がどうお役に立てるかの方法について、ぜひお話させて頂きます。
CheckPoint360°™実施の流れ

Step1 まずご相談ください
御社の課題や現状をご相談頂くところから、組織の成長や変革が始まります。
「解決したい課題は何か」
「どのようなリーダーのリーダーシップ開発が急務か」
「どういった組織にしたいと望んでいるか」ぜひ忌憚なくお話ください。オンラインでしたら比較的すぐにお話が可能です。まずはこちらのお問い合わせフォームからのご連絡をお待ちしています。
Step2 実施の手順
以下のとおり。
1)360度サーベイ(CheckPoint360°™)を実施するのはなぜか、目的の確認。
2)対象者とサーベイの回答者の確定(回答の所要時間は、1対象者につき15ー20分程度)
3)回答者に2本の動画(それぞれ2分あまり)を視聴してもらい、回答の心構えや実施のステップについて理解してもらう
4)回答者にメールが送付されるので、リンクを開いて70問の質問に回答。(匿名性が保持されているので、安心して回答可能です。)
5)本人と上司には18のスキルセットの中から、最も重要な6つの重要スキルを選択する設問に答えてもらう)Step3 サーベイ後、行動の定着化の支援
サーベイ対象者(本人)には「個人フィードバックレポート」と「個人能力開発ガイド」が、上司には「マネジメントレポート」が提供されます。
ODCatalystより、サーベイ対象者にフィードバックセッション(60-90分程度)をさせて頂きます。レポートにある内容の理解をお手伝いします。
それぞれのレポート、ならびにフィードバック内容につきましては、上司の方との1 on 1セッションでも効果的にご活用頂けます。
サーベイ後の進め方、活用のしかたにつきましては、フィードバックセッションの際に、詳しくお話させて頂きます。